リモート環境下での対話の大切さ

先日後輩から「部下の若手社員にどう接していけばいいのか悩んでいる」と相談を受けました。

彼はとにかく無気力で仕事上もミスが多く、その分のしわ寄せが来ると他のメンバーからも嫌がられているそうです。
コロナ禍で在宅勤務が続く中、何とか本人としっかり話をしようとリモートで1on1を設定するも、直前に体調が悪いとキャンセルされたり、カメラをONにしてもらえないそうです。

そんな態度は彼なりのSOSではないでしょうか。
私は後輩に、きっとこうなった原因が何かあるはずなので、仕事の話は抜きにして、彼自身を知るような問いかけ(例えば今の生活の話、大学時代の話など)をして、根気よく話を聴くようにアドバイスをしました。

その後後輩から連絡があり、カメラONにはしてもらえなかったものの、大学時代のバイトの話などをしたところ、会社に入ってからの仕事があまり面白くなかったこと、言われたことだけをするのは嫌だ、など本人の素が少しずつ見えてきたので、このまま粘り強く話を聴いていきます!と前向きな内容でした。

どんな環境下においても、周囲に関心を持ち、お互いを知る行動が仕事をスムーズに進めていくベースになりますが、特にリモート環境では周囲の仕事の動きが見えづらく、出てくる仕事の成果だけで判断されがちです。
そして仕事している側は周囲の状況が見えないので孤独にもなります。

そんな環境だからこそ、リモートをうまく活用して、少しでも個々人に寄り添った対話を欠かさないことが大切だと改めて感じました。

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